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教育
土木部新入社員の現場仮配属4カ月レポート ~隅田川耐震補強工事~
2024年6月、東京都「隅田川耐震補強工事」の現場へ配属された新入社員の2名、尾原と長島。彼らの配属初日の様子は、こちらのFUKUDA JOURNAL でお伝えしました。
土木部の施工管理職の新入社員には4カ月の仮配属期間が設けられていますが、9月末には仮配属も終了。この4カ月間、彼らはどのように過ごしてきたのか、何を学んだのか、本人や先輩社員からのメッセージと共にお伝えします。
研修で得た知識が、実践へと結びつく現場での学び
仮配属後のふたりの業務は、主に施工管理の基礎的なもの。地盤沈下など、工事によって周囲環境の変化が起こっていないかを確認するための測量、工事の内容を正確に残すための写真撮影とその整理、そして職人さんたちとのコミュニケーションを取りつつまとめる安全日誌の作成などです。6月下旬からは、朝礼の司会も担当。自分よりもずっと年上の職人さんたちに向かって、安全注意事項を伝えたり、当日の作業内容を伝えたりする仕事ですが、所長からは「間違ってもいいから大きな声で」とアドバイスを受け、緊張しながらも果敢に取り組みました。ふたりにとっては「実際にやってみて初めて分かること」が多く、研修で得た知識が実践へと結び付き、その結果得られる学びがたくさんあったようです。
先輩社員が常に気にかけ、声を掛ける環境
この4カ月間、所長と先輩社員から常に気をかけてもらったとのこと。声がけも多く、自然と会話が生まれ、ふたりにとって安心できる環境だったようです。先輩方からの指導も、経験を元にした内容を丁寧に伝え、決して押し付けないスタイル。ふたりからは「吸収しやすかった」との感想がありました。所長からは、1カ月に1回本社への提出が求められる課題のサポートも。「ただ資料としてまとめるだけでなく、見る人の気持ちを考えた“見せる工夫”を」という所長からのアドバイスによって、ふたりの提出資料とプレゼンに磨きがかかりました。
これからの自分を支える「初心」に
配属先の状況により異なる部分もありますが、福田組の新入社員は皆、このような4カ月間を仮配属先で過ごします。たった4カ月間ですが、「初めて」がたくさん詰まった日々の中、驚きや自身の無力さなど、さまざまなことを感じたと思います。それは、一生のうちでその時だけの貴重な感覚。これから先、「初心を忘れずに」と聞いたり思ったりするたびにこの4カ月間を思い出し、自分を支える「初心」にしてほしいと思います。彼らを迎える先輩社員もまた、新入社員の初々しい姿を見て自身の初心を思い出す、良い機会になるのだと思います。今年もまたここから、若い福田組の一員が、力強い一歩を踏み出します。
新入社員の声
尾原 颯馬さん(東京本店 土木部)
右も左も分からない私たちに、先輩方は優しく丁寧に、イチから仕事を教えてくださいました。本当にありがとうございました。所長を始め、皆さんとても忙しい中で、私たちのことを常に気に掛けてくださっているのが分かりました。そんな皆さんを見ながら、改めて感じたのが「業務の幅広さ・数の多さ」です。この4カ月間は、その一部をお手伝いさせていただいたわけですが、「普段はこれを全部、先輩1人でこなしているのか…!」と驚きました。また、複数の業務を同時並行で進めるので、1つのことに集中しすぎてもダメ。バランスをとって、全体を見る力を養っていく必要があるんだと、先輩の姿から学びました。将来はシールドトンネルなど、構造物をつくる仕事にも携わりたいと考えています。この4カ月間で得た学びを土台に、頑張ります。
長島 大起さん(東京本店 土木部)
4カ月前、不安とワクワクが入り混じった仮配属初日のあの日を、昨日のことのように思い出します。「どんな現場なんだろう?どんな先輩がいるんだろう?」と不安に思いつつ当日を迎えましたが、4カ月間、皆さんに優しく接してもらい嬉しかったです。配属後、痛いほど分かった「自分の足りないところ」。それを丁寧に指導してくださった所長をはじめ先輩方には、感謝の気持ちでいっぱいです。また、施工管理者の業務は、その幅も責任の範囲も広く、さまざまな方面への気遣い・気配りが必要とされる仕事なんだと実感しました。まずは現場の管理からですが、この先、お金の管理や発注者とのやりとりなど、経験を重ねていきます。私の父が道路工事に携わる仕事をしているので、いつか同じ道路工事の現場を経験したいと思っています。
先輩社員の声
関川 礼史 所長(東京本店 土木部)
4カ月という短い間でしたが、顔つきも配属初日とは異なり、ふたりともたくましくなったと思います。今は働き方改革もあり、私が入社した28年前よりも、短時間で効率的な業務遂行が求められています。慣れないことばかりの中で、安全性を確保しながら、よく頑張っていました。この先、同期と自分を比べて、経験の差に焦りを感じたり、不安になることがあるかもしれません。でもそれは、長い目で見れば、全く問題ないことです。一時的にそうだったとしても、何年か経てば、みんな同じように成長します。結果、私も所長になれました(笑)。目の前のこと、今求められることに、一生懸命に取り組んでください。その先に、道が開くはずです。
佐藤 生弥さん(東京本店 土木部)
配属初日に2人と顔を合わせた時、緊張の中にもとても生き生きとした表情をしていた事を覚えています。業務の中で「施工管理」という仕事の大変な部分、楽しい部分を経験し、先輩社員と共に試行錯誤しながら任された業務をとても頑張っていましたし、何事も一つひとつその背景にある目的を捉えようとしていたり、自分だったらどうするかと考える姿勢が見られ、頼もしく感じました。その積み重ねが今後必ず生きるので、忘れず磨きをかけ続けてください。
初めての配属現場は一生忘れられない経験になります。これからまだまだ想像だにしない困難な事があると思いますが、この現場で得たことを糧に精一杯前向きに取り組み頑張ってください。
猪股 亮佑さん(東京本店 土木部)
初めての現場配属で不安でいっぱいだったと思いますが、私も後輩をもつことが初めてだったので上手に指導できるか不安でした。2人には写真撮影、測量、安全書類の作成を中心に行ってもらいました。配属当初は測量ミスや写真の撮り直しがあり一つの作業に時間がかかっていましたが、1カ月程度経つと「他にやることありますか?」と聞かれることが増え、私が追われる毎日でした。配属後半には検査もあり忙しい中 、先輩として至らぬ点も多々あったかと思いますが、2人の見事な連携に助けられました。これからも若手社員として頑張りましょう。
「隅田川耐震補強工事」所長×新入社員のクロストークもぜひご覧ください。
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