福田組のあらゆる活動がここにある。
教育
新潟工業高校建築科の学生38名を対象に、現場見学と技能体験実習を実施しました
10月8日、新潟工業高校建築科2年生の学生38名を対象に、駅南西地区整備事業のマンション建設現場にて現場見学と技能体験実習が行われました。この実習は、学生たちが実際の建設現場を訪れることで、建設業の具体的な作業や業務の流れを理解し、将来の進路選択に役立ててもらうことを目的としています。
まず、現場事務所にて工事概要の説明を受けた後、学生たちは現場に移動。施工中の建物の中を所長の案内のもと見学しました。所長は工事の進捗状況や、現場で行われている各工程の詳細をわかりやすく解説し、作業の丁寧さや見えない部分への配慮がいかに重要であるかを説明しました。学生たちはその説明に熱心に耳を傾け、現場を回りながら積極的に質問を投げかけていました。建築の現場で求められる高い技術力や、計画的に進められる工程の複雑さに、大きな関心を寄せているようでした。
次に行われた技能体験実習では弊社協力会社のご協力のもと、鉄筋の組み立て、内装ボード張り、塗装、壁クロス貼りといった作業を体験。初めて触れる工具や材料に戸惑いながらも、学生たちは真剣に取り組み、その難しさを実感していました。普段は学ぶことができない現場での実践的な体験を通じて、建築の奥深さや、手を動かしてものを作り上げることの意義を直接感じ取る機会となりました。
実習を終えた所長は、「今回の実習が皆さんの進路に何かしらの影響を与えることができれば嬉しいです。これからたくさん悩みながら、自分のやりたいことを見つけてください。そして、いつか皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。」と、学生たちに温かい励ましの言葉を送りました。
参加した学生からは「ひとつの建物をつくるには、多くの技術や協力を結集させていることに驚きました」「技能体験を通じて、普段教室では学べないことを学ぶことができ、とても良い経験になりました」という感想が寄せられました。建設現場での体験が、学生たちにとって貴重な学びの場となったことが伺えます。
今回の見学と体験実習が、学生たちの今後の学びや進路選択に役立つことを期待するとともに、学生の皆さんが将来の建築業界を担う存在として成長する姿が楽しみです。