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技術
コンクリート工学年次大会、土木学会全国大会にて、弊社社員が論文講演を行いました。
令和5年7月5日(水)~7日(金)に,福岡国際会議場において,『コンクリート工学年次大会2023(九州)』が開催され、弊社社員の土木技術部 井貝武史が以下の講演を行いました。
講演テーマ:「高炉セメントにシリカフュームを混合した3成分系結合材コンクリートの材齢5年における性状」
概要:
高炉セメントB種に少量のシリカフュームを混和した3成分系結合材を用いることにより、塩分浸透抵抗性が大きく向上することが報告されている。本研究では標準養生供試体と実構造物(防波壁)から採取した材齢5年におけるコア供試体の試験結果から、3成分系コンクリートの長期特性について検討を行った。その結果,3成分系結合材コンクリートは材齢5年においても圧縮強度、静弾性係数および電気抵抗率の増進を確認した。
また,令和5年9月14日(木)~15日(金)には、広島大学東広島キャンパスおよび広島工業大学五日市キャンパスにおいて、『土木学会全国大会第78回年次学術講演会』が開催され、井貝が以下の講演を行いました。
講演テーマ:「大型アジテータ車にてシリカフュームスラリーを後添加したコンクリートの実構造物への適用」
概要:
高炉セメントB種に少量のシリカフュームを混和した3成分系結合材コンクリートの製造方法として、スラリー化したシリカフュームをトラックアジテータで外割後添加する製造方法について検討を行っている。本研究では、大型トラックアジテータを用いてシリカフュームスラリーを外割後添加して製造したコンクリートの試験施工を行った。その結果、大型トラックアジテータにおいても3成分系コンクリートの製造が可能であることが確認できた。
今後とも社員一同切磋琢磨して技術力の向上に努め,地域の発展に貢献できるよう取り組んでまいります。