取り組み 2025年12月17日

女性社員向け現場見学会を実施しました

　当社ではこの度、普段現場に出る機会の少ない女性社員を対象に現場見学会を開催しました。

　現場見学では事務所にて工事概要の説明を受けたのち、ヘルメットと安全帯を着用して現場内を巡り、現場の雰囲気や実際の作業の流れを直接感じてもらう機会となりました。初めて現場装備を身に着ける参加者も多く、緊張しながらも新鮮な気持ちで見学に臨んでいる姿が印象的でした。

　参加者からは、現場事務所でリアルタイムに進捗を確認できるICT化の進展に驚いたこと、天候に左右される厳しい環境で作業が進む大変さを実感したこと、資材や足場の規模に圧倒されたことなど、さまざまな感想が寄せられました。書類ではわかりにくい工程を目の当たりにしたことで理解が深まったという意見も多く、クレーンの組立手順や橋脚づくりに至る多くの準備工程など、現場ならではの発見が続いた様子でした。

　また、クレーンが現場で組み立てられていることや、橋脚づくりには多くの準備工程があることなど、普段のデスクワークでは気づきにくい現場の知識を得られた点も印象に残ったようです。高所足場からの景色や、作業員が危険予知を行いながら作業を進める様子を間近で見たことで、安全への取り組みの重要性を再認識したという声もありました。

　なかでも、「現場を見て改めて建設会社の一員であると実感できた」「自分の業務が現場としっかりつながっていることが分かった」といった声は特に印象的でした。丁寧に質問へ答えてくれた現場社員への感謝も多く寄せられ、内勤と現場の距離が縮まる良い機会になったのではないでしょうか。

今回の見学会は、女性社員の建設業への理解を深める大きなきっかけとなりました。今後もこのような機会を継続的に設けてまいります。