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取り組み

全国労働衛生週間に合わせて役員によるパトロールを実施 しました

 10月2日、全国労働衛生週間に合わせて、役員による安全パトロールを実施しました。

 パトロールでは土木・建築両分野の現場を訪問し、安全管理体制や作業環境、職場の衛生状態などについて確認を行いました。当社では年2回、役員が現場に足を運んで安全の重要性を再認識するとともに、社員との意見交換を通じて安全意識の浸透を図っています。

 まず訪れたのは、新潟市南区で進められている橋脚土木工事現場です。治水安全性の向上を図る橋梁架替事業の一環として、現在は橋脚の躯体構築のための土留工事が進行中です。現場では、限られた作業スペースでの重機の稼働や、河川沿い特有の足場条件など、安全上の留意点が多く存在します。パトロールでは、作業員の動線確保やクレーン作業時の合図・連携方法、立入禁止区域の明確化など、現場独自の安全対策について説明を受けました。また、現場職員による日常点検の取り組み状況や、作業員への声かけ運動など、日々の安全意識を高める工夫も紹介されました。

 続いて、燕市内で進められている学校新築工事の現場を訪問しました。こちらは、児童・生徒一人ひとりの学びと成長を支える新たな教育施設の建設現場であり、現在は杭工事が進められています。現場では、騒音や振動への配慮、杭工事を実施する際の安全通路の確保、重機災害防止などに特に注意が必要です。建築現場では、周囲との協調や工程間の調整も欠かせず、関係者全員が共通の安全意識を持つことが重要です。現場では、社員一人ひとりが主体的に安全に取り組む姿が見られました。

 パトロール後の講評で代表取締役社長の荒明は、「どれだけ万全を期しても労働災害が起こることはある。安全管理に終わりはなく、日々の改善と意識の継続が大切だ」と述べ、現場での油断が事故につながることもあるため、危険を予測して先手を打つ姿勢の重要性を強調し、「後悔する前に、福田組としてできることをすべてやり切ることが“福田組の安全管理”を形づくり、社員一人ひとりの行動が協力会社にも影響し、現場全体の安全意識の向上につながる」と話しました。

さらに、「大切なのは想像力と緊張感。危険を予測し、備える意識が現場を守る」と締めくくり、全員が安全に主体的に取り組むことの重要性を改めて共有しました。

当社では、こうしたパトロールを通じて安全に対する意識を高め、誰もが安心して働ける職場環境づくりに取り組んでいます。今後も、「安全管理に終わりはない」という意識を胸に、全社一丸となって安全最優先の体制を推進してまいります。