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教育

土木・建築の応募前職場見学会を実施しました

 8月1日、卒業後就職を希望する高校3年生を対象に、仕事や職場への理解を深めてもらうことを目的とした応募前職場見学会を行いました。

 見学会のはじめには本社にて人事部長からの挨拶があり、その後は自己紹介を交えて会社の概要を紹介する時間となりました。どのような仕事をしているのか、どのような社員が働いているのかをスライドや写真を使って説明すると、高校生の皆さんも真剣な表情で耳を傾けていました。最初は緊張した様子も見られましたが、説明が進むにつれて表情がやわらぎ徐々にリラックスした雰囲気が会場に広がっていきました。

 その後、土木と建築に分かれてそれぞれの現場に向かいました。

 土木班が訪れたのは、海岸工事を行っている沿岸部の現場です。現地では担当者から工事概要の説明があり、高潮や浸水の被害を防ぐために進められている海岸保全施設の整備について話がありました。構造や施工方法、注意している点なども取り上げられ、短い時間ながらも現場の背景が伝わる内容となっていました。 

見学では、波音の中で重機が動く様子やコンクリートブロックが並ぶ風景など、普段の生活では目にすることのない場面が広がっていました。各見学ポイントでは担当者が作業の内容や現場の特徴について簡単に説明を行い、参加者は興味深そうに見入っていました。

 一方、建築班は新潟市内で進行中のオフィス棟新築工事の現場を訪問。到着後は担当者から工事の概要や建物の用途、スケジュール管理の流れなどについて説明がありました。周辺でも複数の建築工事が行われているエリアということもあり、資材の搬入時刻や作業スペースの取り方など、工事を進める上での工夫についても紹介がありました。

 建物内部の見学では、鉄骨が組まれていく様子や、各工程で作業を進めている現場の雰囲気に触れ、「建物ができていく途中を見たのは初めて」といった声も聞かれました。

 見学後は、両現場とも担当者との質疑応答の時間を設けました。仕事内容だけでなく、「資格は入社してからでも取れるのか」「入社後に大変だったことはあるか」など、進路を考える上で気になることを中心にさまざまな質問が寄せられました。

 

移動や見学には、それぞれの部署で働く若手社員も同行し、休憩中や移動の合間には年齢の近い先輩と気軽に話をする場面も多く見られました。実際に現場で働く人の声に触れたことで、仕事の雰囲気が身近に感じられたのではないでしょうか。

 今回の見学会が建設の仕事に興味を持つきっかけや、これからの進路を考えるヒントになっていれば嬉しく思います。参加してくれた皆さん、ありがとうございました。